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鏡山城跡かがみやまじょうあと
戦国時代初期を代表する 大規模な山城跡

室町・戦国時代(15~16世紀)には、西条盆地と黒瀬川の下流域一帯は安芸国東西条(とうさいじょう)と呼ばれ、当時瀬戸内海地域西半に大きな勢力をもっていた防長の大名大内氏の直轄領でした。鏡山城は、この一帯を支配する拠点となっていた山城で、南北朝時代頃に築城されたと考えられています。
室町時代後期、安芸国と備後国は、東の細川氏と西の大内氏の勢力が拮抗する地域であり、大内氏は鏡山城を安芸・備後国の政治的拠点と位置付け、安富行房や陶興房らの重臣を東西条代官に任命しています。しかし、 大永3年(1523年)の尼子氏の南下を契機に、この地方も本格的な戦国時代に突入し、鏡山城はこの時の攻撃によって落城。その後、この地域を取戻した大内氏は拠点を八本松町の杣城(曽場が城)・槌山城に移したことから、鏡山城はその役割を終えました。
標高280~330mにあたる城跡は鏡山公園の中にあり、山頂にある1郭までは公園入口から徒歩で約20分。城跡には、造成された郭(くるわ)、城壁にあたる切岸(きりぎし)、竪堀(たてぼり)などが良好な状態で残り、山頂付近には井戸もあります。山城の部分には一部遊歩道を整備していますが、歩道として整備していない山道もあるので歩行には注意が必要です。
※平成30年(2018年)7月の豪雨災害により、立ち入りできない箇所があります

■ カテゴリ ■

  • アウトドア・公園
  • 歴史・文化・史跡

■ エリア ■

  • 中央部エリア

■ 基本情報 ■

住所 東広島市西条鏡山2丁目
電話番号 史跡:082-420-0977(東広島市教育委員会 生涯学習部 文化課)
公園:082-420-0955(東広島市 都市部 都市整備課)
アクセス 西条ICから車で約15分
駐車場 あり
関連リンク https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/soshiki/kyoikuiinkaishogaigakushu/3/2/3148.html

■ MAP ■

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